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エンスト…広辞苑は間違い!? [ちょっと評論家気取り]

たまたま続きの最初は、たまたまこんなニュースを読んだことから。

皇太子さまの車が立ち往生 秋田ご訪問中
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/90641/

 障害者スポーツ大会の開会式出席などのため、秋田県を訪問中の皇太子さまを乗せた乗用車が13日夕、同県横手市内で立ち往生するトラブルがあり、皇太子さまは路上で別の車に乗り換えて宿舎のホテルに向かわれた。
 トラブルが発生したのは午後5時10分ごろ。秋田市で水泳競技を観戦した後、車列を組んで横手市内のホテルに向かっていたが、同市内の橋を越えたところで皇太子さまの車がエンストして停止した。
 白バイや私服警官らが周囲を警戒する中、皇太子さまと、同乗の東宮大夫や皇宮護衛官らが、随行員が乗っていた同型の乗用車に乗り換え、数分後に出発した。トラブルがあった車は、皇太子さまが普段も公務で使い、宮内庁車馬課が整備している。

同じニュースは読売でも。

http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=soc&aid=20071013ic24


それで、次のたまたまは、「エンスト」って言葉が辞書にも載ってるのかなぁと思ったので、パソコンに入れてある広辞苑を開いてみた。

エン‐スト
(和製語) エンジンストップの略。自動車などのエンジンが不意に作動を止めること。また、故障すること。
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]

ええ??違うでしょ!?
エンストのストは、ストップじゃなくてストール stall だよ。

と思ったら、同じ広辞苑に、

ストール【stall】
①自動車のエンジンが止まること。エン‐スト。
②飛行機が失速すること。

ともある。

エンストという言葉は、エンジン技術者が使い始めたのならば、ストールの略と考えていたはず。でも一般人が使って広まった時には、意識としてはストップの略のつもりなのかもしれないので、ストップが間違いとも言い切れないのでしょうが。そもそも「エンスト」は和製語だから、ストップだろうがストールだろうが関係ないって言っちゃそれまでですが。

確かに英語では、stall は名詞と動詞とあって、動詞の場合、
The car stalled.=クルマがエンストした。
のように、エンジンではなくクルマが stall の主語になるのが通常の使い方で、stall という名詞は、「エンジンが停止すること」意味と考えれば、エンストのストがストールではなく、ストップとしたほうが正しいのかも知れません。広辞苑もさすが、結構深いですね。

ちなみに、stall という動詞は「〜を立ち往生させる」という他動詞にもなるので、
The car was stalled because it stalled.
というのが、「クルマがエンストして立ち往生した」皇太子殿下の状況になりますね。

文末で大変失礼ではありますが、皇太子さま、お疲れ様でございました。


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光砂一

日本語を勉強しても現代は常に英語が何かと皮肉ですね。
和製語=和製英語(この場合カタカナ語)・和製漢字(語)
日本語の背景は外国言語を「取り入れる」と言う歴史ですね。
英語圏を中心にアルファベット使用のの人間が日本語を習う時、漢字そのもので苦労する。中華圏の人間が日本語を学ぶ時、漢字の訓読みで苦労する。同時に和製英語で苦労する。
日本人は絶えず英語から新たな日本語へと和製英語(カタカナ語)を増加させている。
いっそ何処かで全て英語に切り替えた方が良いかもしれない。
by 光砂一 (2007-10-14 08:36) 

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